2024 年 49 巻 1 号 p. 65-69
月齢4か月男児.左前額部の多血性の骨腫瘍に対し生検術を行い,頭蓋骨発生の乳幼児色素性神経外胚葉性腫瘍(MNTI)の診断を得た.VDC-IE療法を2クール施行するも腫瘍の増大あり,月齢7か月時に腫瘍栄養血管塞栓術を施行後に開頭腫瘍摘出術を施行し,骨欠損部は吸収性プレートを用いて再建した.術後1年8か月で再発を認めていない.MNTIは全摘出すれば再発率は低い良性腫瘍であり,確実な腫瘍の摘出を行うべく,時に化学療法や腫瘍塞栓術を検討し,手術を計画する必要がある.