主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:中枢神経系の発達障害からみた周産期医療
回次: 13
開催地: 東京都
開催日: 1995/01/21
p. 8-9
本来,シンポジウムA「周産期と発達障害」の座長を務めるはずであった神戸大学・中村教授が,先般の阪神大震災のために出席できず急拠,小生が佐藤教授とともに座長を務めることになったことをお断り申し上げる。また,第1席の「脳性小児麻痺の発症要因」を話す予定であった神戸大学・上谷先生も同様の理由で出席できないので,その講演予定の内容をまず要約する。
上谷先生は神戸の通院施設における正期産成熟新生児の脳性小児麻痺の発生要因について検討を行い,その22%が先天的な要因であることを示した。また,その24%が新生時期に明らかな将来,脳性麻痺となることを示唆する兆候を示さなかったことは特筆されるべきものであり,その大半(27例中17例)がIUGR児であったことは,出生前の管理が脳性小児麻痺の発生に極めて重要であることを示すものである。