主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:予後不良因子を有する胎児・新生児への医学的対応
回次: 19
開催地: 東京都
開催日: 2001/01/19 - 2001/01/20
p. 107-114
はじめに
一絨毛膜双胎二羊膜双胎(Monochorionic diamniotic twin;MD双胎)で一児が子宮内死亡した場合,生存児が新生児死亡したり,重篤な神経学的後障害を残すことあることが知られている。しかし,そのメカニズムやその対応については必すしも統一した見解が得られていない。そこで,MD双胎一児子宮内死亡の生存児の周産期予後を悪くする因子を検討し,今後の周産期管理に資することを目的とした。