主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:予後不良因子を有する胎児・新生児への医学的対応
回次: 19
開催地: 東京都
開催日: 2001/01/19 - 2001/01/20
p. 117-121
はじめに
双胎一児死亡では他児の予後が不良なことが多く,特に一絨毛膜二羊膜性双胎では,可及的速やかに他児を娩出すべきであるという意見が多い。しかしながら本当に早期娩出が児の予後を改善するという確たる証拠には乏しい。われわれの施設で経験した双胎一児死亡症例を検討して,その周産期管理の手がかりを模索した。