周産期学シンポジウム抄録集
Online ISSN : 2759-033X
Print ISSN : 1342-0526
第2回
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シンポジウム I: In Utero Chronic Preparation
シバ山羊胎仔を用いたin utero chronic preparation法
杉本 充弘水野 正彦今西 由紀夫岩間 洋一椋棒 正昌桑原 慶紀村田 照夫上妻 志郎馬場 一憲岡井 崇室之園 悦雄竹田 省井川 名記
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p. 10-17

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抄録

I 緒言

 ヒトの周産期に対応する時期の胎仔の生理をin uteroのまま持続的に観察することを目的とし,我々のグループが、シバ山羊1)~3)を用いてin utero chronic preparationを最初に行ったのは昭和54年1月のことである。満5年,60例余りの実験を積み重ね,ある程度満足のいく術式と管理法を確立することができた。そこで,我々の確立した術式であるwindow techniqueによる胎仔頸動静脈へのカテーテル留置法,ならびに手術前後の管理と間題点を述べ,さらにこの術式をもとにした研究成果の一部を紹介し,今後の展望として最近確立した第二の術式を紹介する。

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© 1984 日本周産期・新生児医学会
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