主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:周産期感染症への対応を再考する−これからの課題と対策−
回次: 41
開催地: 愛知県
開催日: 2023/01/13 - 2023/01/14
p. 84-85
COVID-19によるパンデミックは産科領域における感染対策を再考する契機となった。また,これまで母子感染予防が重視されていたTORCH症候群についても,個々の疾患のスクリーニング・診断・治療は年々進歩するとともに,プレコンセプション~分娩までの間に新たな対策を検討すべき感染症も散見される。例えば,米国では児の百日咳予防のために妊娠後期における百日咳ワクチン接種が推奨されているが,わが国では未対応である。午後の部では,周産期学シンポジウム運営委員会による調査報告に続いて,風疹,サイトメガロウイルス(CMV),COVID-19そして百日咳について現状と課題が発表された。