周産期学シンポジウム抄録集
Online ISSN : 2759-033X
Print ISSN : 1342-0526
第42回
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プレコングレス
The first 1000 daysにおける早産低出生体重児の栄養管理と今後の展望
板橋 家頭夫
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p. 18-23

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抄録

 はじめに

 受胎から満2歳までの1, 000日(The first 1000 days)は,環境変化に対する感受性が極めて高く,本来有する成長のポテンシャルや中枢神経系の発達過程,内分泌・代謝機能の成熟の軌道が変化し,短期的にも長期的にも健康への影響を受けやすい1)。未熟な児がさらされる環境のうち,低栄養は成長や神経学的予後に影響する重要な要因の一つであるが,また調整可能でもある2)。本稿では,早産低出生体重児の栄養管理の現状や課題を成長や発達との関連性を中心に議論するとともに,今後の展望についても述べる。

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© 2024 日本周産期・新生児医学会
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