主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:胎児仮死および新生児仮死
回次: 6
開催地: 大阪府
開催日: 1988/01/23
p. 125-132
はじめに
胎児心拍数図による胎児仮死の早期診断が児の予後改善に大きく寄与してきたことは多くの報告の示すとおりであリ,最近では超音波血流計測や胎児心機能評価などによってさらに適確な胎児管理も可能となりつつある。
そこでここではこれまでの10年間の主として胎児心拍数図からの胎児仮死の診断・管理の実際に関して,児の予後との関連からretrospectiveに検討を加えた。