日本義肢装具学会誌
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症例報告
特例補装具で認可された両上腕電動義手の紹介
東原 孝典
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2019 年 35 巻 1 号 p. 65-67

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抄録

電動義手は,装飾性と機能性を合わせ持ち,近年の欧米諸国では,標準的に処方される義手のひとつとなっている.我が国においても,障害者総合支援法や労災保険法において筋電制御の電動義手が支給されるようになっている.しかし,障害者総合支援法による特例補装具としての電動義手の支給は難しいのが現状である.このたび,30年以上,両上腕電動義手を使い続けていた切断者の電動義手が耐用限界となり,2012年に障害者総合支援法によって電動義手の支給を受けるために,徳島市に申請し,2016年には徳島県更生相談所において適合判定を受け,新しい両上腕電動義手の支給が認可された.そこで,30年間使用した電動義手の破損状況と新しい電動義手の仕様,ならびに特例補装具の申請から支給までの流れについて述べる.

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© 2019 日本義肢装具学会
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