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アブラナ科野菜類炭そ病菌がシロイヌナズナColumbia(Col-0)に感染することを発見した。37種類のシロイヌナズナエコタイプを解析した結果、この病原菌に抵抗性を示す11種類のエコタイプを得た。特に強い抵抗性を示したエコタイプEil-0と感受性エコタイプCol-0を用いて植物-病原糸状菌相互作用について解析を行った。その結果、Eil-0の炭そ病菌に対する感染初期における抵抗反応には過敏感細胞死やファイトアレキシンは重要ではないことが示唆された。また、ノーザン解析やcDNAマイクロアレイ解析により、この病原菌に対する防御シグナル伝達機構はジャスモン酸/エチレン経路であることが明らかになった。さらにEil-0とCol-0を交配して得られたF2個体を解析したところ、抵抗性:感受性は3:1に分離し、この抵抗性は優勢かつ1遺伝子支配であることが示唆された。現在、この遺伝子のマッピングを行っている。