日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第45回日本植物生理学会年会講演要旨集
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トマトのソルビトール代謝系酵素遺伝子ホモログの単離
*太田 和宏金浜 耕基金山 喜則
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p. 562

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抄録
ソルビトール代謝系の鍵酵素としてソルビトール6リン酸脱水素酵素(S6PDH)とNAD+依存型ソルビトール脱水素酵素(NAD+-SDH)があげられる。ソルビトール代謝系は,これまで主にソルビトールを転流糖とするバラ科果樹で研究されてきた。しかし,アラビドプシスやトマトなどのスクロース転流型植物のESTでも両酵素の相同配列が検出されており,バラ科果樹以外の植物でもソルビトール代謝系が存在すると考えられる。そこで,トマトからソルビトール代謝系酵素遺伝子のホモログをRT-PCRおよびRACE法により単離し,解析した。
トマトS6PDHホモログ(LeS6PDH)はORF領域が927bpで309個のアミノ酸からなるポリペプチドをコードしていた。LeS6PDHはリンゴS6PDH,セロリのマンノース6リン酸還元酵素のアミノ酸配列とそれぞれ65%,67%の相同性があった。LeS6PDHはシングルコピーで存在し,発現は未熟葉,茎,果実で高かった。トマトSDHホモログ(LeSDH)はORF領域が1065bpで355個のアミノ酸をコードしていた。LeSDHは既知のバラ科果樹のNAD+-SDHと約70~80%の相同性をもっていた。LeSDHはシングルコピーであり,発現は花で比較的高かった。
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© 2004 日本植物生理学会
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