日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第45回日本植物生理学会年会講演要旨集
会議情報

サボテン科植物Hylocereus undatus に含まれる生物活性物質とアレロパシー
*茂理 保平富田-横谷 香織加藤 貴子岩科 司長谷川 宏司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 609

詳細
抄録
サボテン科植物ピタヤ(Hylocereus undatus)の果実は半年以上無農薬で生産することができる。これまでに数多くのアレロパシー物質が知られているが、ピタヤ果実を特に対象とした生物活性物質やポリフェノール類の詳細な研究の報告はまだ少ない。そこで、この果実における生物活性を有する物質について探索を試みた。一方で、ある種のフラボノイドがアレロパシー機能を有することが知られているが、これまでピタヤにおけるフラボノイドの分析はなされていない。そこで、今回、ピタヤに含まれるフラボノイドと生物活性を有する物質の単離と、そのアレロパシー作用についてHira-ei line A 果実を用いて調べた。その結果、3種類のフラボノイドを単離・同定し、数種類の生物活性物質の存在を明らかにした。アレロパシー機能としての役割を調べるために、ケイトウ下胚軸伸長試験とアカパンカビ発芽試験を行ったところ、植物と糸状菌への効果が著しく異なる活性を有する物質の複数の存在を確認した。これらのアレロパシー機能について考察した。
著者関連情報
© 2004 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top