日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第45回日本植物生理学会年会講演要旨集
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理研BRCより分譲される植物遺伝資源について
*小林 俊弘安部 洋井内 聖小林 正智
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p. 708

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抄録
 理化学研究所バイオリソースセンター(BRC)実験植物開発室では、ナショナルバイオリソースプロジェクトの中核機関として、シロイヌナズナ種子、植物遺伝子および植物培養細胞の収集・保存・提供事業を行っています。
 現在、シロイヌナズナのトランスポゾンタグライン・アクティベーションタグラインの種子、シロイヌナズナ完全長cDNAクローン(RAFL clone)などの提供を行っています。植物培養細胞については、理研ジーンバンク事業で収集したタバコBY-2細胞やシロイヌナズナT-87細胞などの植物培養細胞を引き続き提供しています。また、新たなシロイヌナズナ培養細胞株として、不定胚分化能を有する細胞や懸濁培養細胞などの開発も進めています。
 利用者は生物遺伝資源提供同意書(MTA)を締結し提供に必要な実費を負担していただくことにより、リソースの配布を受けることができます。提供可能なリソースのカタログや提供申し込み方法など、当室の事業の詳細はホームページをご覧ください(http://www.brc.riken.go.jp/lab/epd/index.html)。本プロジェクトにより貴重なリソースを多くの研究者に使っていただき、植物科学の研究基盤整備を一層推進していきたいと考えております。
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© 2004 日本植物生理学会
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