日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナの根の緑化における、フィトクロムとクリプトクロムの相乗的相互作用
*宇佐見 健松下 智直望月 伸悦鈴木 友美近藤 真紀西村 幹夫長谷 あきら
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p. 247

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抄録
 シロイヌナズナをはじめ多くの植物の根は、光が当たると葉緑体が発達して緑化する。我々は、シロイヌナズナを用いて青色光は赤色光に比べはるかに強く根の緑化を引き起こすこと、この青色光に対する応答は主にクリプトクロム1(cry1)によって制御されていることを報告した(宇佐見他、日本植物生理学会2002年度年会)。本研究では、この青色光応答に関して、様々な光受容体の変異体を用いて、フィトクロムとクリプトクロムの関与についてさらに詳しく解析した。
 フィトクロムA(phyA)とフィトクロムB(phyB)の両方を欠く突然変異体を調べたところ、この変異体では青色光に対する反応がほぼ完全に失われていることが分かった。このことはcry1に加え、phyAまたはphyBのどちらかが青色光反応に必須であることを強く示唆し、根の緑化の制御においてクリプトクロムとフィトクロムは相乗的に相互作用することが示された。同様の傾向は、根における光合成関連遺伝子の発現誘導においても確認された。また、二波長同時照射実験から、少なくともphyBに関しては活性型であるPFRがクリプトクロムとの相互作用に必要であることが示された。現在我々は、phyBのどの部分がクリプトクロムとの相互作用に重要かを探るために、当研究室で作出された、様々な改変phyBタンパク質を発現する形質転換植物を用いてさらなる解析を行っている。
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© 2005 日本植物生理学会
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