日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナ花成促成因子AGL24の発現調節機構の解析
*金子 美幸竹村 美保河内 孝之
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p. 427

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抄録
MADS-boxタンパク質をコードする遺伝子AGL24は、シロイヌナズナの花成促成因子である。AGL24の発現は茎頂特異的に栄養成長から生殖成長の転換期にかけて上昇する。本研究では、シスエレメントを同定しAGL24の転写に関与する因子を予測することにより、その花成特異的発現の制御機構を解明することを目的としている。まず、様々な長さのAGL24プロモーター断片をGUS遺伝子と連結させ、シロイヌナズナに導入した。GUS遺伝子の発現を指標とし、組織化学的に発現部位を観察したところ、-850/-353のプロモーター断片中と第2イントロン中にAGL24の発現の時期・組織特異性に関与するシスエレメントが存在することが示唆された。第2イントロン中には、MADS-boxタンパク質の結合認識配列CArG-boxと予測される配列が存在することから、このCArG-box様配列に着目した解析を行った。その結果、このCArG-box様配列には、花成に関与するMADS-boxタンパク質AP1, SOC1, SVPが、in vitroで結合することが明らかとなり、AGL24が、MADS-boxタンパク質による発現制御を受けていることが示唆された。現在は、-850/-353のプロモーター断片中に存在するシスエレメントの探査を進めると共に、MADS-boxタンパク質のin vivoでの結合の有無を検証している。
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© 2005 日本植物生理学会
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