日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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イネゴルジプロテオーム解析:AtSYP-31/GFP標識ゴルジ膜画分
*廣瀬 将太朝倉 剛佐藤 雅彦梶 裕之堀 秀隆三ツ井 敏明
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p. 471

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抄録
植物細胞のゴルジ複合体は、糖タンパク質糖鎖および細胞壁多糖の合成・修飾・構築ならびに、分泌・液胞局在型タンパク質の選別、輸送をおこなっている。本研究は、イネ細胞におけるゴルジ複合体のプロテオミクス解析を行い、ゴルジ複合体タンパク質の構造と機能発現に関わるタンパク質群の同定および機能解明を目的としている。我々は、イネ培養細胞のミクロソーム膜をショ糖密度勾配遠心分離することにより、ゴルジ複合体のマーカー酵素IDPaseの活性ピーク画分を得た。このIDPase画分タンパク質に関して二次元電気泳動-質量分析およびショットガン解析による同定を行ったところ、N-acetylglucosaminyltransferase Ι-like proteinなどのゴルジ膜局在が明らかになっているタンパク質が約70個検出された。しかし、細胞質酵素などゴルジ局在と考えられていないタンパク質も多数同定された。そこで、より精製度の高いゴルジ膜画分を得るため、シスゴルジ膜への局在が明らかにされているAt-SYP31/GFP融合タンパク質をイネ細胞で発現させ、ゴルジ膜を種々の方法で単離することを試みた。その結果、ショ糖密度勾配をフローティングさせることにより、GFPの比タンパク質濃度が20倍上昇したゴルジ膜画分を得ることに成功した。At-SYP31/GFP標識膜画分のタンパク質の同定結果についても報告する。
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© 2005 日本植物生理学会
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