日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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ブラシノステロイド生合成に関与するトマト由来新規シトクロムP450の機能解明
大西 利幸渡邊 文太坂田 完三*水谷 正治
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p. 767

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抄録
ブラシノステロイドは、植物の細胞伸長、細胞分化、屈曲、暗所の形態形成など重要な生理作用を担う植物ホルモンである。カンペステロールからブラシノライドに至るブラシノステロイド生合成経路には複数の酸化反応があり、C-22、C-23水酸化やC-6酸化を行うシトクロムP450遺伝子が同定されている。
シロイヌナズナ、トマト、イネなどの植物のシトクロムP450遺伝子を網羅的に系統樹解析した結果、ブラシノステロイド生合成に関与する遺伝子群はクラスターを形成することがわかった。
今回、我々はそのクラスターに属するトマト由来の新規シトクロムP450遺伝子であるCYP724B2に注目した。昆虫細胞発現系を用いてCYP724B2を発現させ、NADPH-シトクロムP450還元酵素との再構成系を構築した。基質としてブラシノステロイド生合成中間体を用いることにより、CYP724B2の酵素活性の同定を行った。
 その結果、CYP724B2がC-22位水酸化反応を触媒することがGC-MS分析により確認された。発表では、CYP724B2の詳細な酵素学的特徴についても報告する。
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© 2005 日本植物生理学会
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