日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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CND41ホモログのシロイヌナズナ老化過程における生理学的機能の解析
*加藤 裕介斉藤 尚美角田 久美誉佐藤 文彦
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p. 807

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抄録
 植物は、生理的老化に伴って下位葉の葉緑体蛋白質を分解し、シンクとなる生長・生殖器官に転流、再利用する。しかし、老化に伴う蛋白質分解については未解明な部分が多い。このような中、我々はタバコCND41アスパラギン酸プロテアーゼが、老化葉での葉緑体蛋白質、特にRubiscoの分解に重要であることを明らかとした(Kato et al. Planta vol.220, 97-104)。本研究ではシロイヌナズナにおける老化時の蛋白質分解過程を明らかにすることを目的にタバコCND41と高い相同性を持つ2つの遺伝子At5g10760、At5g10770の機能解析を行った。これらCNDホモログはアミノ酸レベルでCND41と49%と55%の相同性を示し、アスパラギン酸プロテアーゼの保存配列を有していた。またこれらCND41ホモログはCND41同様に窒素飢餓条件下において強く発現し、老化過程で機能することが示唆された。これらホモログの生理学的機能を明らかとするために、各CND41ホモログの過剰発現ならびにRNAi発現抑制形質転換体を作製し、各形質転換体を用いた解析を進めている。これら形質転換体の解析結果をもとに、老化時の葉緑体蛋白質分解について考察する。
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© 2005 日本植物生理学会
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