日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナのシスタチオニンγ-シンターゼ遺伝子における転写後制御: 制御に関わる突然変異株の解析
*寺澤 圭鈴木 昭徳川井 佳子尾之内 均内藤 哲
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p. 878

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抄録
シロイヌナズナのシスタチオニンγ-シンターゼ (CGS)はメチオニンの生合成で鍵段階の反応を触媒する酵素である。CGS遺伝子の発現はメチオニンの次の代謝産物であるS-アデノシルメチオニン (SAM)によりmRNAの安定性の段階でフィードバック制御を受けている。この制御において、CGS遺伝子の第1エキソン内の十数アミノ酸からなる保存領域 (MTO1領域) の重要性が示されている。CGS遺伝子の制御に関わる因子を遺伝学的に同定することを目的として、レポーター遺伝子の発現を指標としたスクリーニングにより、CGS mRNAの安定性が増加しているcms1-1 (CGS mRNA stability) 突然変異株を分離した。この変異株ではSAMの蓄積量が野生型株に比べて上昇していた。マップベーストクローニングおよび、シークエンス解析により、cms1-1はAt2g25320遺伝子内にナンセンス変異が生じていることを明らかにした。この遺伝子がコードするタンパク質は自己の多量体化に関わると考えられているMATHドメインからなる領域と特徴的なドメインを持たない機能未知の領域からなることが予想された。
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© 2005 日本植物生理学会
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