日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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アミロペクチン構造改変に関する分子遺伝学的アプローチ
*中村 保典藤田 直子内海 好規久保 亜希子P.B. Francisco, Jr.大段 隆史佐藤 光
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p. S05

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抄録
植物のアミロペクチンは高度に規則性のある構造(多数のクラスターがタンデム状に連結したタンデムクラスター構造)をしており、合成にはイネで4クラス(AGPase; Starch synthase, SS; Branching enzyme, BE; Debranching enzyme, DBE)、21種類の酵素遺伝子が関与する代謝システムを構成している。各酵素遺伝子が欠損した変異体の解析結果に基づいてデザインした形質転換イネのデンプン表現型から推定される酵素の役割について述べる。特にSSIIa, BEIIb, イソアミラーゼ1(ISA1)は、クラスターの基本構造の形成に特異的に関わっており、その活性レベルに応じて顕著な構造のバリエーションが生じ、そのことが原因してデンプンの物性やデンプン粒の結晶構造も変化する。植物種には固有のクラスター構造が認められるが、その原因についても議論する。
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© 2005 日本植物生理学会
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