日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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防御応答遺伝子発現モニタリング技術の開発とその応用
*平塚 和之小野 祥子田中 恒之西山 洋平輪湖 奈央
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p. S52

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抄録
我々はルシフェラーゼレポーターを導入した形質転換タバコ、シロイヌナズナによる、高等植物の防御遺伝子発現モニタリングを目的とした非破壊的in vivoアッセイ系の開発を行ってきた。タバコのサリチル酸誘導性遺伝子であるPR-1a遺伝子プロモーターと改変型ルシフェラーゼ遺伝子の融合遺伝子をBY-2細胞、タバコおよびシロイヌナズナに導入した。BY-2細胞を用いた場合では、アッセイ条件を検討することにより明瞭な遺伝子発現誘導を観察することが可能で、BTHあるいはINAによる発現誘導も観察することができた。一方、防御応答遺伝子のプロモーターとルシフェラーゼ融合遺伝子を導入した形質転換植物を用いて、様々な外界刺激に対する植物体の応答をモニターすることも可能であった。これらの防御応答遺伝子発現モニタリング技術は、高等植物の抵抗性誘導剤の探索や作用機作解析に有効であると思われる。今回はこれまでの研究開発について解説し、技術的問題点と今後の展望に関して議論する。
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© 2005 日本植物生理学会
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