日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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Anabaena sp. PCC 7120のHUの解析
*豊島 正和, 藤原 誠, 佐藤 直樹
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p. 132

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抄録
原核細胞や色素体のDNAは核様体として存在し、DNAの転写、組換え、複製などの必須な機能や環境ストレスに対してDNAを保護するなどの機能を果たしている。Anabaena sp. PCC 7120の核様体タンパク質にはHUとDpsがある。Anabaena sp. PCC 7120ではHUはhanA遺伝子にコードされている。また、HUは原核生物の他、紅藻・クリプト藻の色素体でも保存されている。Anabaena sp. PCC 7120のHUについては、以前にWolkらによってトランスポゾン挿入変異株で解析がされておりヘテロシストの形成ができない表現型が観察されていたが、不安定な変異株であった。その後はDNA結合能などの生化学的な研究はされているが、遺伝学的な研究はされていなかった。本研究ではAnabaena sp. PCC 7120のHUの機能解析を目的として新たに遺伝子破壊株の作製・解析を行った。Anabaena sp. PCC 7120の野生株ではhanAは主に対数増殖期で発現し、低温と窒素欠乏により誘導された。hanAの完全欠損破壊株を作製するためにhanAを原始紅藻のCyanidioschyzon merolaeのHUホモログ遺伝子で相補した株を作製しようと試みたところ、両方の遺伝子を持つ不完全な破壊株において窒素欠乏状態下でヘテロシストを形成できない表現型が観察された。
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© 2006 日本植物生理学会
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