日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナpre-rRNA processing factor 相同遺伝子AtM532の特徴付け
*浅田 正貴BAYARMAA Gun-Aajav諸橋 賢吾高瀬 尚文平塚 和之
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p. 590

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抄録
AtM532は27SrRNAを5.8SrRNA , 25SrRNAにprocessingする因子の一つとして知られている酵母rRNA-processing factor 2 ( Rpf2 ) と相同性を有する。タマネギ表皮細胞を用いた細胞内局在解析でEGFP::AtM532タンパクはRpf2と同様に主に核/核小体に局在することが確認された。遺伝子の発現解析からは転写が活発に行われている組織において高い発現がみられた。AtM532遺伝子のT-DNA挿入遺伝子破壊型形質転換体でT-DNA挿入ホモの個体は胚性致死となった。AtM532遺伝子アンチセンス形質転換体では形態異常が観察され、その表現型はタンパクレベルでのAtM532の減少と関連することが示された。さらに、AtM532遺伝子アンチセンス形質転換体では、野生株と比較すると5.8SrRNAおよび 25SrRNAの前駆体である27SrRNA蓄積量の顕著な増加がみられた。また、酵母two-hybrid法によりAtM532はリボソーム関連タンパク質と相互作用することが明らかとなった。以上の結果は、AtM532がpre-rRNA processing factorであることを強く示唆している。
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© 2006 日本植物生理学会
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