日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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比較ゲノム解析に向けた緑藻クラミドモナスのゲノム情報の確立
*山野 隆志佐竹 知也甲津 嘉人鈴木 穣菅野 純夫藤山 秋佐夫大和 勝幸河内 孝之福澤 秀哉
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p. 884

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抄録
植物の光合成の進化と多様性を理解するためには、複数の植物を比較ゲノムの視点で眺める必要がある。シロイヌナズナを始めとする高等植物や原核光合成生物であるシアノバクテリアについては、ゲノム情報と様々なストレスにおける発現プロファイルデータが蓄積しているが、それらの生物の進化的な中間に位置する植物についてはゲノム情報が乏しい。そこで我々は緑藻クラミドモナスを軸として、光合成生物の比較ゲノムを行うために以下のようなゲノム情報の確立を進めている。1) 10,368個の遺伝子を搭載したcDNAマクロアレイを用いて、様々なストレス条件における遺伝子の発現プロファイル情報を蓄積する。現在までに強光とCO2欠乏、及びクラミドモナスが独立栄養条件から従属栄養条件に移行する際の遺伝子発現情報を得ている。2) 45種類のストレス条件にさらしたクラミドモナス細胞からRNAを抽出し、オリゴキャップ法により完全長cDNAライブラリを構築する。それぞれのライブラリについて5’末端及び3’末端からの配列を決定し、遺伝子発現領域の配列情報を得る。3) クラミドモナス野生株の20倍カバレッジのBACライブラリを構築する。これらの解析の進捗状況について報告する。
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© 2006 日本植物生理学会
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