日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第48回日本植物生理学会年会講演要旨集
会議情報

共生に必須な受容体様カイネースSYMRKと相互作用するユビキチンE3ライゲースの解析
*吉田 聡子Gardner SarahBuettner GabrielaParniske Martin
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 934

詳細
抄録
マメ科植物はアーバスキュラー菌根菌および根粒菌と相利共生を営むことができるが、共生の成立には、植物側の共生菌の認識とシグナル伝達系の活性化が必要である。マメ科植物ミヤコグサから単離されたSYMRK (Symbiosis-receptor kinase)は、両共生の成立に必須な受容体様カイネースをコードしており、変異体の表現型から共生成立の初期に働くことが示唆されている。近年のミヤコグサやタルウマゴヤシを用いた遺伝学的解析の結果、マメ科植物における共生を制御する鍵遺伝子が数多く同定されたが、SYMRKがどのように共生を制御しているのかは明らかになっていない。本研究では、SYMRKと協調して働くタンパク質の単離を目指して、SYMRKのカイネース領域と相互作用するタンパク質を酵母2ハイブリッド法によりミヤコグサのcDNAライブラリから単離した。その結果、RINGフィンガーモチーフを持つユビキチンE3ライゲースが4つ単離された。このタンパク質ファミリーは、シロイヌナズナで側根形成に関与することが報告されているSeven in Absentiaタンパク質のホモログであり、Seven In Absentita homologue of Lotus japonicus (SIAL)1-4と命名した。本発表ではSIALタンパク質の生化学的・生理学的機能について議論する。
著者関連情報
© 2007 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top