日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナ液胞におけるイオン輸送体の局在解析
*吉田 勝久濱地 康平大西 美輪中西 洋一深城 英弘前島 正義三村 徹郎
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p. 0158

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抄録
液胞は植物細胞における最も大きなオルガネラであり、細胞体積の増大や細胞内環境の維持に関わっている。内部には様々な物質が蓄積し、液胞内部への物質輸送には多様な輸送体が関与している。我々は液胞膜で機能する輸送体の実体を明らかにするために、液胞膜プロテオーム解析を進め、多数の機能未知膜タンパク質を見出し、現在それらの機能解析を進めている。一方、液胞膜に主要な輸送エネルギーを与えるプロトンポンプについては、分子レベルで詳細な解析が進められ、V-型 H+-ATPaseやH+-PPaseの存在がよく知られている。液胞膜上における輸送体の密度や局在の解析は、輸送体の役割を知るうえで有用な手がかりになると考えられる。しかし、各種の輸送体が液胞膜上でどのように存在しているかは、十分には明らかとなっていない。
本研究では、シロイヌナズナ培養細胞において、V-型 H+-ATPase、H+-PPaseなど各種膜タンパク質の細胞内局在を免疫蛍光抗体染色法を用いて観察した。さらに、液胞膜上において、これらの輸送体がどのように存在しているかを確認するために、細胞からインタクト液胞を単離して観察した結果も、併せて報告する。
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© 2008 日本植物生理学会
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