日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナのプロテアソームATPサブユニット、RPT2aの突然変異体は発生と成長における多面的な欠損を持つ
*南 淳Holmes JamesBook Adam J.Lee Kwan HeeWalker Joseph M.Vierstra Richard D.
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p. 0762

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抄録
26Sプロテアソームは真核生物のATP依存性プロテアーゼであり、多くの重要な細胞内調節タンパク質の分解を担っている。この複合体は2つのパーティクル、20Sコアプロテアーゼとその両端に結合する19S調節パーティクル(RP)から成り立ち、RPには6つのAAAタイプATPアーゼ(RPT1-6)が含まれる。シロイヌナズナでは、RPT3は1つの遺伝子で、他の5つのRPTサブユニットは2つの遺伝子にコードされている。
私達は各RPT遺伝子のT-DNA挿入突然変異体を単離し、解析した。RPT2aに影響する突然変異体は、根の成長の減速、葉序の異常、枝分れの増したトリコームを持つ細く鋸歯の多い葉、茎の帯化など発生、成長における多面的な欠損を示した。栄養生殖と生殖に他の個体よりも大きな欠損を示す個体もあった。また、DNA架橋試薬、マイトマイシンCに顕著な感受性を示した。これらrpt2a突然変異体の表現型は、クロマチン維持に影響する突然変異体のそれとよく似ていることは興味深い。
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© 2008 日本植物生理学会
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