日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第50回日本植物生理学会年会講演要旨集
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次世代シークエンサー454の植物科学への応用
*清水 健太郎竹内 やよい清水(稲継) 理恵
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p. 0480

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抄録
次世代シークエンシングはディープシークエンシングとも呼ばれ、得られる情報量の膨大さでゲノミクスを変えつつある。我々のグループは、チューリヒ機能ゲノミクスセンターに導入された454シークエンサー(スイス・ロッシュ)を活用している。454シークエンサーの1晩のランにより、長さ400 bpの配列が100万フラグメント以上得られる。すでに454シークエンサーは、微生物コミュニティの同定やメタゲノミクスに使われている。これは、培養や配列クローニングによるバイアスを避けて、BLASTサーチに十分な長さのDNAシークエンスが直接得られるからである。我々のグループでは、植物と微生物の相互作用に着目して、食虫植物内に生息するバクテリアの解析を行っている。また、ゲノム情報がほとんど得られていない「非モデル」植物の解析も454シークエンサーを用いてすすめている。
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© 2009 日本植物生理学会
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