日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第50回日本植物生理学会年会講演要旨集
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植物培養細胞におけるプログラム細胞死抑制因子AtDAD1及びAtBI-1の発現解析
新井 あゆみ小林 祐美上埜 翔子大木 里美政所 文子塩島 篤史横井 聖鈴木 寛*林 潤
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p. 0887

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抄録
高等植物にもホモログ(AtDAD1)が存在するDAD1 (Defender against Apoptotic cell Death 1)は小胞体膜に局在しBHK21-derived tsBN7 細胞より単離され、温度感受性動物培養細胞や酵母においてプログラム細胞死を抑制する因子として機能していることが報告されている。また、DAD1は酵母のN結合型オリゴ糖転移酵素 (Oligosaccharyltransferase ,OST)複合体のサブユニットOST2pと高い同一性を示している。一方、BI-1(Bax Inhibitor-1)は小胞体ストレス誘導による細胞死を抑制する小胞体膜タンパク質でありAtBI-1は植物細胞においてヒトBaxによる細胞死を抑制することが報告されている。前回、AtDAD1及びAtBI-1の植物個体での発現部位をウェスタンブロット及びプロモーター GUS形質転換体の組織染色により発現部位を解析した結果を報告した。その結果、AtDAD-1及びAtBI-1が花茎において花弁の離層、莢において開裂部分、根においては根端及び維管束系で発現していることが判明しプログラム細胞死の生じる形態形成組織においてAtDAD1及びAtBI-1が発現していることが示された。今回、シロイヌナズナT87培養細胞株を用いてストレス時における発現解析の結果を報告する。
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© 2009 日本植物生理学会
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