日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第51回日本植物生理学会年会要旨集
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ルシフェラーゼをレポーターとしたSynechococcus elongatus PCC 7942のプロモーター強度の定量解析
*丸本 満彦石橋 進一長濱 一弘松岡 正佳
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p. 0852

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抄録
シアノバクテリアSynechococcus elongatus PCC 7942のプロモーター強度測定用のプラスミドベクターを作成し、各種DNA配列をクローン化して定量化を行うことを目的とした。レポーター遺伝子としてホタル(Photinus pyralis)のルシフェラーゼ(luc)遺伝子をpSP-luc+NF(プロメガ社)よりSD配列をもつluc遺伝子断片として取り出し、シャトルベクターpUC303のSacI-XhoI部位間にリンカーを介して連結し、プロモーター検索用ベクターpLUC1を作成した。pLUC1のluc遺伝子上流にあるSrfI部位に各種平滑化DNAを連結して大腸菌MOSblueおよびS. elongatus PCC 7942 R2-SPc由来のストレプトマシン耐性(rps12-R43) GRPS1株を形質転換した。
PCC 7942株のpsbAIプロモーター(193bp,97bp, 55bp)および大腸菌lacZプロモーター(107bp)を連結したpLUC1-psbAI-193, -97, -55とpLUC1-lacZ-107を作成した。組換えプラスミドを保持するS. elongatus GRPS1株のルシフェラーゼ比活性の測定より、正または負の調節因子と相互作用するpsbAIプロモーター領域が推定された。
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© 2010 日本植物生理学会
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