日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第51回日本植物生理学会年会要旨集
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遺伝子発現データと機能アノテーションの活用法
濱田 和輝鈴木 絢子*矢野 健太郎
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p. S0001

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抄録
現在, 様々な高等植物のオミックス情報が蓄積し, データベースから利用可能となっている. それらには, ゲノムや遺伝子などの塩基配列, ゲノムの機能と構造のアノテーション, 遺伝子発現パターン, 代謝パスウェイ, ジーン・オントロジーなどが含まれる. 例えば, NCBIは, 多くの生物種のUniGeneやオーソログ, 多様なサンプルに由来するマイクロアレイ実験データなどを提供している. また, イネやシロイヌナズナ, トマトなどの植物種に特化したデータベースも多く運営されており, ゲノム, EST, 完全長cDNAに関するアノテーション, 代謝パスウェイ・マップ, 実験リソース, 遺伝子発現ネットワークなどの詳細な情報を提供している. 今後, これらデータベースから提供されている大規模なオミックス・データを収集・解析することにより, 新たな知見が得られると期待される. ここでは, 特に, RAP-DB, MSU Rice Genome Annotation Project, OryzaExpress, MiBASE, KaFTomなど, イネとトマトのオミックス情報を提供するデータベースの現状と活用法について紹介する.
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© 2010 日本植物生理学会
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