日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第52回日本植物生理学会年会要旨集
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シロイヌナズナ側根形成におけるLBD16/ASL18の下流遺伝子LLPL2の解析
*横山 碧上原 健生郷 達明奥島 葉子三村 徹郎田坂 昌生深城 英弘
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p. 0623

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抄録
シロイヌナズナの側根形成開始過程では、オーキシン応答転写因子ARF7/19とAux/IAAタンパク質、さらにこれらの下流で転写制御されるLBD/ASL遺伝子群が重要な役割を果たす。LBD16/ASL18はARF7/19の標的遺伝子の一つであり、LBD16/ASL18を側根形成能が顕著に低下するarf7 arf19二重変異体背景で過剰発現させると、側根形成能が回復する。これらの解析から、LBD16/ASL18はARF7/19の下流で側根形成を正に制御することが強く示唆されている(Okushima et al., 2007)。私たちはLBD16を介した側根形成開始機構を明らかにする目的で、転写活性化因子と考えられるLBD16の機能誘導型植物を用いたアレイ解析を行った。その結果、LBD16下流遺伝子候補を多数同定し、そのうち、側根形成部位で特異的に発現する遺伝子LLPL2(LLPLと名付けたモチーフを持つ機能未知タンパク質をコードする)を見出した。LLPL2プロモーターの制御下でLLPL2-GFP融合タンパク質を発現させたところ、LLPL2-GFPは側根形成開始時に不等分裂を起こす内鞘細胞で特異的に誘導され、それらの細胞の核や細胞膜に局在していた。本発表では、LLPL2の発現および機能解析の結果をもとに、側根形成開始におけるLLPL2の役割について議論する。
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© 2011 日本植物生理学会
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