神奈川県立こども医療センター 放射線科
2022 年 38 巻 2 号 p. 69-74
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頭部MRIは被ばくすることなく,多くの形態学的情報・機能的情報をもたらすことができる画像検査である.しかしながら,MRIは検査時間が長いため,未就学児のほとんどや障害のある児では鎮静処置が必要となる.また,成人や年長児の脳と比較して水分含有量の多く,髄鞘化の未熟な新生児や乳幼児では,小児に合わせたパラメータ設定や,必要な撮像シークエンスの選択を予め行っておかなければならない.本稿では,小児頭部MRIを撮像する上で知っておいていただきたいコツについて解説する.
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