写真測量とリモートセンシング
Online ISSN : 1883-9061
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写真濃度の違いが航空写真解析作業に与える影影
―地形学的解析作業についての提案―
川崎 逸郎
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1977 年 16 巻 1 号 p. 22-27

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抄録

monochromeの航空写真をprintするとき, printする印画紙の特性上同一原板から多数のprintを同一濃度に仕上げることは難かしい。gradation (階調) の豊富なもの不足なものなど変化に富むprintを多くつくることになる。このgradationの状態が地学的事象の判読解析作業に与える影響は大きい。したがって, 市販されている航空写真を購入するばあい, また, 研究室でprintをつくるとき印画濃度とgradationに注意する腰がある.そして, 印画濃度やgradationが不明の航空顎に地学的事象の解析作業を行ったばあい, 作業 (画面) の主要部について濃度波形を添えることを提案する。

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© 社団法人 日本写真測量学会
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