日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2005年秋季講演会予稿集
セッションID: 3206
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高速度衝突による雪の衝撃融解
*荒川 政彦
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抄録
雪面上の衝突クレーター形成にともなう衝突溶融の条件を調べるために,低温室で高速度衝突実験を行なった.空隙率80%と50%の2種類の試料に,速度2.3~3.3km/sでナイロンの弾丸を衝突させたところ50%の試料ではクレーター底面と側面に溶融・再凍結の薄い層が観察された.このクレーターは基本的に球形をしており,球の中心は試料表面から弾丸径の5倍くらい中に潜り込んでいる.表面にはスポールでできたと思われるリング状の窪みが見られる.一方,80%の試料では目に見える融解層はなかった.
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© 2005 日本惑星科学会
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