主催: 日本惑星科学会2005年秋季年会実行委員会
小惑星帯やカイパーベルトでは、小天体の衝突破壊再集積が起こっていると考えられている。再集積天体すなわちラブルパイル構造を持った天体は衝突破壊によって出来た破片が集まっただけの天体であるから、その強度は非常に弱いものと考えられる。ところが、その内部では、焼結過程によって破片同士が物理的に結合して、強度を獲得している可能性がある。低温下では、ネックは主に表面拡散過程と蒸発凝縮過程により成長する。本研究では小天体内部での温度分布を求め、その温度に依存して起こると考えられるネックの成長の時間発展を追う。