主催: 日本惑星科学会2005年秋季年会実行委員会
月面上での望遠鏡による月回転観測と地球-月間のレーザ測距による公転観測の共同により、両者の精度を飛躍的に向上させ、月の深部構造の解明、相対論の効果の検証、新しい暦の構築を行い、宇宙空間の光通信技術の確立とともに、将来の月面上での超精密天文観測の基盤を確立する。月回転の観測では、月の内部構造を通して起源と進化を理解する上で本質的な情報である、コアの主成分は鉄か岩石か、融けているか否かを調べる。目標精度は1ミリ秒角である。これをレーザ測距と組み合わせ、暦の精度向上、相対論の検証も行う。