日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2005年秋季講演会予稿集
セッションID: 1433
会議情報

火星における小規模火山の山体斜面にみられる“Tadpole”craterについて
*大島 智洋栗田 敬
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 小規模火山であるCeraunius TholusをMOC高解像度画像を用いて観察すると、斜面上に特徴的なクレーターを多数確認できる。それらは径数十mオーダーのクレーターにteardrop型の高まり地形が隣接し、オタマジャクシのような形状に類似していることから、ここでは仮に“Tadpole”craterと呼ぶ。これらの分布や尾の伸びる方向・形態などについて地形的なデータより成因を考察する。 尾の伸びる方向は、概してカルデラから放射状に伸びる傾向がある。尾の形態は、流体の侵食作用を示唆している。それらの成因を地形的なデータより考察する。
著者関連情報
© 2005 日本惑星科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top