抄録
高度 90~120kmに出現する流星の出現直後、その軌跡上に見られる流星痕は継続時間によって短痕と永続流星痕に分けられる。私達はshigeno et al.(2003)によって2001年しし座流星群の大出現時に流星軌道決定に主眼を置いた2点同時高感度ビデオ観測データに短痕の撮像例が少なからず含まれていたことを発見した。本発表では上記の2点同時観測映像から解析した短痕の発光高度を報告する。Yamamoto et al.(2005)で明らかになった永続流星痕における母流星光度と出現高度との関連の短痕への応用を考察する。