抄録
2007年打上のSELENEに搭載される地形カメラは、空間分解能10mで月全球を立体視撮像する。地形カメラのデータは宇宙研で、デパケットや圧縮解凍などの基本処理、輝度校正・幾何補正、3次元数値地形モデル作成処理がなされ、その後、解析に付される。これまでに各処理システムのプログラミングは終了し、フォーマットの齟齬がないことや処理時間などが確認された。現在、基本処理がある程度(たとえば半月分)なされた段階で、校正パラメータを確認し、高次系のプロダクト作成処理をまとめて行う処理計画を作成中である。