主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
月周回衛星SELENEに搭載される地形カメラ(TC)は、月全球で高解像度のステレオ画像を取得し、それを源泉として月面数値地形モデル(DTM)を作成する.本研究では模擬月面地形データを用いて、DTM作成システムの精度検証を行なった.結果として、海の高太陽高度を除いた全てのケースで、B/H比と画像解像度から計算される理論誤差以下を達成していることから、SELENE/TCによって高精度の月面地形モデルが得られると言える.今後は、撮像条件にあわせてDTM作成パラメータのチューニングを行なう予定である.