主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
衝突加熱は隕石母天体の熱変成に重要と思われる。衝突エネルギーは空隙率が高い程、熱エネルギーに効率よく変換される。そこで赤外線ビデオカメラを用いた衝突残留熱の温度測定から、衝突加熱の空隙率依存性を調べた。空隙率40%のシリカ弾丸の衝突実験(vi<100m/s)や、空隙率60%のシリカ円盤試料の衝突実験(60-430m/s)において、衝突残留熱の測定を行った。その結果、低速実験ではΔT=0.13Vi0.84、高速実験ではΔT=0.65x10-2Vi0.96の関係があることが分かった。