日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2006年秋季講演会予稿集
セッションID: 202
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オーラルセッション 5 10月19日(木) 10:15-11:51
クレーター形成過程のその場観測
*山本 聡バーナウィンジャ オリビエ鳥海 崇杉田 精司松井 孝典
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抄録
本研究ではレーザー法を用いてクレーター形成過程の直接観測を行い、スケーリング関係式の標的物性依存性について調べた。その結果次のことがわかった。(1)衝突直後、掘削領域の直径は時間に対してベキ乗則で増加するが、後半段階において直径増加率は時間と伴に減少し、この直径増加率の時間に対する減少率が標的物性に依存する。(2) 過渡クレーターの形成後すぐに崩壊が起こり、崩壊過程での直径増加量も標的物性に依存する。また、過渡クレーターの形状(深さ-直径比)は標的物性に依存しないが、最終クレーターの形状は標的物性に依存することが分かった。
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© 2006 日本惑星科学会
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