主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
太陽系外で報告されている20複数惑星系のうち6つの系で,0.1AU以内に短周期惑星が発見されている.我々は,中心星が進化過程にある惑星系で,短周期の惑星の軌道進化について調べた.その結果,複数惑星系における短周期惑星の離心率は上昇しやすく,惑星が失われやすいことが判明した.また,発見されている短周期惑星の起源を探るために,ジャンピングジュピターモデルで短周期惑星が形成される効率についても数値計算を行なった.惑星間で散乱が起きると,古在機構によって短周期惑星が形成されうることがわかった.