日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2006年秋季講演会予稿集
セッションID: 305
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オーラルセッション 8 10月20日(金) 10:15-11:51
コンドリュール形成プロセス:始原的コンドライトの26Al年代と宇宙化学的特徴による制約
*倉橋 映里香木多 紀子永原 裕子森下 祐一
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抄録
始原的COコンドライトFeMgコンドリュールの26Al年代が普通コンドライトコンドリュールの形成時期と一致(CAI形成後100-250万年)している一方で,両者のコンドリュール全岩化学組成は鉄含有量が大きく異なる.このことから両コンドライトのコンドリュールは,初期太陽系において酸化還元状態の異なる空間場で同時期に形成したと考えられる.原始惑星系円盤の中心星からの距離に伴う有機物・珪酸塩鉱物・HO氷の存在形態の相違と時間進化を考えたコンドリュール形成定性モデルを提案する.
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© 2006 日本惑星科学会
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