抄録
液体及びアモルファス物質の結晶化過程を理解するために、液体中の結晶核の生成と成長をモデル化した。完全溶融した液体球の冷却を考え、核生成過程、結晶核の成長とそれによる潜熱の解放を考慮した。界面エネルギーと活性化エネルギーをパラメータとしてさまざまなパターンを探査した結果、再融解、 結晶成長、結晶成長なしの3つの場合に分られることが分かった。実験(Nagashima et al. 2006)の温度履歴および結晶成長時刻の理論解析を行い、実験を良く再現するforsteriteの界面エネルギーと拡散の活性化エネルギーを求めた.