抄録
Hayabusa XRSのCCDは放射線の照射によって、ある程度の損傷を受け、打ち上げ前ほどのエネルギー分解能にはいたらなかった。
そこで、次期小惑星探査機Hayabusa2では、Hayabusaで明らかになったCCDの劣化を考慮してハードウェア処理を最適化する必要がある。
今発表では、ノイズ源に一番寄与していると思われるHotpixelがデータに与える影響をHayabusaのデータと地上の実験から求めた。
その報告とともに、他にも小惑星探査を意識した機上処理法の最適化をおこなった結果を報告する。