日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2007年秋季講演会予稿集
セッションID: 106
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オーラルセッション 1 流星・彗星など
9月25日(火) 9:00-10:28
アポロ型小惑星軌道から到来した炭素質コンドライト流星の分光観測
*阿部 新助ボロビチカ イジー
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抄録

2006年3月29日20時24分(JST)、継続時間が45秒に及ぶ大火球が日本上空に出現した。軌道長半径2.92AU,近日点距離0.824AU,軌道傾斜角2.24度,離心率0.72度のアポロ型小惑星軌道を持ったmeteoroidが、速度18.89km/sで近地点71kmまで大気突入し、経路長800km以上の長距離飛行の後、宇宙空間へ戻って行ったEarth-grazing meteoroidであることが判明した。本講演では、初めて観測された炭素質Earth-grazing火球の分光スペクトルから、炭素質コンドライトの大気突入発光について議論する。

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© 2007 日本惑星科学会
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