埼玉理学療法
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研究と報告
運動失調症状を呈した中枢神経疾患に対する上肢訓練の一例
-重錘バンド訓練の動作分析を通して-
金子 純一朗前園 徹嵯峨 真季望月 忍井之上 直子
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1997 年 5 巻 1 号 p. 32-35

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抄録

運動失調症状を呈した本症例に,重錘バンド訓練の継続の是非を動作分析を通して検討した。動作分析は,右上肢の動きを3点のポイントから角速度で検討した。方法は端座位でテーブルのスプーンとコップに触れる過程とした。重りは0.3・0.4・0.5・1.0 kgの重錘バンドを使用し,重錘バンドの重りは前腕の遠位端に装着した。t検定にて統計処理した結果(n=27)から,目標物の大きさを含めた「目的とする動作」に着目すべきではないかと推察した。

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© 1997 社団法人 埼玉県理学療法士会
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