日本臨床薬理学会学術総会抄録集
Online ISSN : 2436-5580
第45回日本臨床薬理学会学術総会
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シンポジウム
第8回関東・甲信越地方会:最適な薬物療法を地域・社会に届けるために
今井 靖
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p. 75_-

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抄録

 2024 年6 月 29 日(土)に自治医科大学 教育研究棟 講堂および大教室において関東甲信越地方会を開催させて頂いた。COVID19感染禍を終え、久々の地方会現地開催となった。”医療の谷間に灯を灯す”を本是とする自治医科大学に1974年臨床薬理学教室が設置され丁度50年を迎えることとなり、心意気も新たに新たな半世紀に向けて前進することを目指し本地方会のテーマを「最適な薬物療法を地域・社会に届けるために臨床薬理学の原点から未来へ」とさせて頂いた。  特別企画では、聖マリアンナ医科大学  松本直樹先生、慈恵医科大学志賀剛先生に座長の労をお取り頂く形で、自治医大臨床薬理学の歴代教授:海老原昭夫先生、藤村昭夫先生から 自治医大臨床薬理学教室での取り組みを交えつつ本邦における臨床薬理学の黎明期から今日への発展に至るまで俯瞰的にご講義頂いた。また日本臨床薬理学会理事長の植田真一郎先生から医学部教育の中に処方シミュレーション教育の導入・充実化を図ることの必要性、その実践に向けた将来ビジョンについて御講演頂いた。  3つのシンポジウムを準備、シンポジウム1は“生活習慣病・循環器疾患における自律神経活動評価の意義とその修飾による治療の可能性”と題して腎デナベーション・交感神経系修飾の臨床的効果、求心性副交感神経の活性化を介する糖代謝改善効果 について臨床・基礎の両面から御講演頂いた。シンポジウム2では臨床薬理学における主要テーマの一つであるTDMと最新の分析技術について取り上げた。マススペクトロメトリー法の最新情報と共に移植医療におけるTDMの実践についてご解説頂いた。シンポジウム3ではがん薬物療法に関連する臓器障害として Onco-Cardiologyを取り上げ、各施設での取り組み、予後改善・生存期間延長による遠隔期合併症への留意などについても触れて頂いた。今回、症例検討会を設け(ベッドサイドの臨床薬理)、病棟・外来診療支援に積極的に参画される薬剤師の先生お二方から症例提示を行い、薬剤師、医師など多職種で活発な意見交換が行われた。  今回ウェブ配信は行わず、都心部から遠い栃木県下野市の大学キャンパスでの現地開催ということもあり、参加者が集まらない可能性を憂慮していたが最終的には100名を超える参加者にご参集頂き活発に意見交換が行われた。ご参加の皆様、ご支援下さった企業・団体の皆様に厚く御礼申し上げます。

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